1⑴ 厚生労働省が発表している人口動態統計速報(令和2年12月分)によると、令和2年の日本の死亡者数は138万4544人で、令和元年の139万3917人から9373人減少しました。皆さんご存じのとおり、令和2年は新型コロナウイルスのパンデミックが発生した年です。
一方、令和3年9月分の人口動態統計速報によると、令和3年1月から9月までの死亡者数は107万4676人で、令和2年の同期間の死亡者数101万4866人よりも5万9810人多くなっています。増加率は5.9%です。
この増加について、平均寿命に達した高齢者が増加したためだという指摘もなされており、確かに老衰による死者が増えているのですが(死亡原因の1位は悪性新生物で、老衰は3位ですが、10万人あたりの老衰の死亡率はここ数年急激に増えています)、それにしても5.9%も増えるものかどうか(令和2年は令和元年より死亡者数は減っているのです)、疑ってみる必要があります。
なお、日本の年間の死亡者数は年々増えていますが(令和2年は例外です)、前年と比較した増加率は1%前後がほとんどで、平成29年が少し多くて2.5%です。ただし、平成23年は前年より4.6%増加しています(平成24年は0.4%増加)。平成23年は東日本大震災が発生した年です。
令和3年はいったい何があったのでしょうか。
⑵ なお、地方自治体等が発表している新型コロナウイルスによる死亡者数は、死亡した人が検査で陽性であったケースも含まれています。初めて10代の死者が発表された際、マスコミで大きく取り上げられましたが、その後、死因は事故死であることが判明しました。ニュージーランドでは、銃で殺害された方が死亡後の検査で陽性であったため、新型コロナウイルスによる死亡者とされたというニュースが流れていたことがあります。
つまり、癌が原因で死亡した場合でも、死亡時に新型コロナ陽性であった場合には、新型コロナウイルスによる死者として死亡者数に計上されているということです。
⑶ また、マスコミは毎日「新規感染者数」を報道していますが、これは「陽性者数」です。「陽性者」の中には無症状の方も大勢いますが、これらの方々は厳密には「感染者」ではありません。ウイルスが体内に侵入し、増殖して初めて「感染」となります(人間には「免疫機能」があるので、仮にウイルスを吸入したとしても必ず感染するわけではありません)。しかし、日本のPCR検査では、粘膜にウイルスが少しでも付着していれば「陽性」になることがあります。
2 この死亡者数の増加は、mRNAワクチンについて政府や厚生労働省、御用学者や製薬会社から献金を受けているかもしれない医者(学者)らの発信・発言をすぐには信用せず、自分で積極的に情報収集をしている人には広く知れ渡っている事実だと思います。
私は、mRNAワクチンという得体の知れないワクチンに疑問を持ち、ウイルスやワクチンの専門家の本を読んで勉強し、また日本の感染状況等も勘案した上で(私は40代で基礎疾患なしです)、このワクチンを打つのは大きなリスクを伴うが(とくに長期的なリスクについてはわからず、心不全や自己免疫疾患は発症まで数年かかるので、ワクチン接種で副反応が出た方は長期にわたりびくびくして過ごさなければなりません)、これを上回るベネフィットはほとんどないと判断し接種は受けませんでしたが、情報収集は継続して行っていましたので、数か月前には日本の死者数が大幅に増えているという情報に接し、注視してきました(なお、死亡者数の増加は最近ではNHKのニュースでも取り上げられていたようです)。なお、40代で基礎疾患がなくても新型コロナウイルス(デルタ株)に感染すれば死亡する可能性はゼロではないですが、そうなった場合は潔く死を受け入れようと考えていました。これは私の覚悟であり死生観であります。
3⑴ ワクチン接種後の死亡者は1300人を超えています(なおこの死亡者数は、あくまで、ワクチン接種との関連が疑われるとして医師が厚生労働省に報告した件数です。死亡しても医師が報告しなければこの死亡者にはカウントされません)。なお、ワクチン接種を勧める内容の「新型コロナワクチン 本当の「真実」」という書籍を講談社現代新書で出版した宮坂昌之氏の息子である宮坂祐氏は、今年8月、くも膜下出血で亡くなっていますが(享年45)、発症する何日か前に2回目のワクチン接種を受けていたようです。
ワクチン接種後の重篤者は当然ですが死亡者よりも数倍多くなっています。
⑵ 死亡者の大半はワクチン接種との因果関係は不明とされていて、因果関係が認められたケースはありません。
しかし、ワクチン接種後の死亡者は、接種後数日程度以内に死亡している件数が最も多く、その後は死亡者数が減っていきます。ワクチン接種と因果関係が「ない」のであれば、接種後数日以内の死亡者数が最も多くなり、その後減っていくということはあり得ません。
4 弁護士会の中では、埼玉弁護士会等がワクチンパスポート等の観点から会長声明を発表していますが、mRNAワクチンの問題性そのものを中心とした声明等はまだ出ていないようです。私は、mRNAワクチン接種は薬害に発展する可能性もあると考えていますが、そうなった場合は、私も弁護士として権力と対峙し被害救済に取り組みたいと思っています。
この記事のタイトル「疑うこと」というのは、たとえ肩書きや実績が立派な人が言うことであっても、鵜呑みにすることはせず、自分で調査等して考えることが重要だ、ということを意味しています。
「世間でよいと言われ、尊敬されているひとたちは、みな嘘つきで、にせものなのを、私は知っているんです。」(太宰治「斜陽」)